流行りの間取りとして取り上げられることの多いリビング階段。リビング階段はメリットがいっぱいです
一般的に言われているメリットはこのあたりですね。
- 階段のために廊下のスペースを取らなくて良いので、部屋が広くなる
- 開放的な雰囲気でおしゃれ
- オープン階段だとカッコよさもさらにアップ
一方、デメリットとして挙げられるのはこちら。
- 空調が効きにくい。特に冬寒い
- 音が響くのでリビングのテレビの音が上階で煩く感じる
- 子供の友達が遊びに来た時など、リビングを必ず見られる
- オープン階段はコスト高め
うちのリビング階段は、リビング階段だけどオープンじゃない標準の階段を使っています。というのも、設計時の打ち合わせで
「子供のころ姉が実家のオープン階段で足を滑らせて骨折したので、オープン階段には良い思い出がないんですよ」
と話をしていて、設計士さんがこのような”オープン風”階段を提案してくれたんです。階段は標準の部材を使いつつ、腰壁+金属の手摺すり(素材はHOSUBA)を使うことで視界の抜け感をアップしています。
設計時は、小さなスペースだし普通の階段と変わらないだろうな~と思っていましたが、これが大間違い。
腰壁から視線が抜けることでなんだかリビングが開放的に感じられる・・・!
リビングに居るときに子供が下りてくるのが見えるのもお気に入りポイントです。
階段から降りるときにもリビングが見えて、視界が壁でふさがれていないのも良いですね。階段上るときにわざわざ階段の電気もつけなくていいし。(←ずほら)
オープン階段にしなくても、十分に視線の抜け感が楽しめるな~と思っています。
では、デメリットが実際どうだったのか。
- 空調が効きにくい。特に冬寒い
寒い日の朝などはうっすらと冷たい空気が下りてくる気配がありますが、部屋が温まっている昼~夜はあまり気になりません。
空気を遮断するために階段をロールスクリーンで塞げるよう天井補強を入れていますが、今のところ活用しないでも大丈夫そう。
というのも、そもそも3階の廊下スペースが狭いのでリビングと一緒に温まっているようなんですね。
2階リビングとつながっているのは、3階の短い廊下とWICのスペースだけ。かなりこじんまりしています。居室のドアは通常閉めているので、2階のリビングのエアコンで一緒に温まるほどのスペースしかないんです。
リビング階段とつながったスペースが広かったり、大きな窓のある空間だと、2階と3階は同時に温めるようにした方が快適になりそうです。
ちなみに、うちは3階建てでリビングが2階の間取りですが、2階を温めても1階は全く温まりません。下の階にも暖房が流れてしまうのでは、、、という心配していたのですが、全く無用な心配でした。暖かい空気は上に行くというのがこんなに顕著に表れるのか~と日々実感しています。
- 音が響くのでリビングのテレビの音が上階で煩く感じる
3階の廊下では、2階のテレビの音がほぼそのまま伝わってくる感じはあります。空間がつながっているので当然と言えば当然ですね。
ただ、3階居室はドアに簡単な遮音配慮ドアを使用しているので2階の音はほぼ聞こえません。遮音配慮ドアとは、通常のドアのパッキン部分を補強して、ドアを閉めると床とドアのすき間がなくなるタイプのドアです。
ドアの遮音配慮はリビングの音のためではなく、夫のシアタールームの音対策につけたものですが、思わぬところで役立っています。リビング階段にしたいけど音が気になるーという方は、遮音配慮ドアオススメです。
- 子供の友達が遊びに来た時など、リビングを必ず見られる
これは考えようによっては悪くないかと思います。根っからのズボラなので、リビングは他の人に見られるかもしれないと思ってる方が適度に掃除するんじゃないかと・・・
- オープン階段はコスト高め
”オープン風”にすることで標準階段を使えるのでかなりのコストダウンになりました。
リビング階段にすると後悔する・・という話も聞きましたが、我が家の場合は後悔無し。設計士さんありがとう!!といつも思っている場所です。