妊娠がわかったときから、絶対に無痛分娩で産む!と決めていました。
私は痛みにはめっぽう弱いので、痛みを取り除いて産めるなら絶対にそっちの方が良いと思うのです。
私にとってはごく当たり前の選択だったのですが、無痛分娩は日本では少数派ですよね。少数派ならではの肩身の狭い思いも当然するわけで、無痛分娩反対派の意見もよく聞きます。
たとえばこんな感じ
・お腹を痛めて産んだ子供でないと愛情が持てない
・産みの苦しみを味わってこそ母になれる
・麻酔のリスクがゼロじゃないのに、赤ちゃんのことを第一に考えていない
私が産んで育てるんだから周りにとやかく言われることじゃない!と割り切ればよいのですが、周りに反対派の人ばかりだと気が滅入ってしまいますよね。
そこで、「反対派の人を納得させる」とまでは言わなくても、そういった周囲の声が気にならなくなるほどのメリットを挙げていきたいと思います。
・出産の思い出が幸せいっぱい
産後になってしみじみと思うのですが、陣痛~出産の間ずっとリラックスしていられたので、赤ちゃんの動きを感じたり、出産時の驚きも感動も全部幸せな思い出として残っています。無痛分娩じゃなかったら、私の場合は全部「痛い」に上書きされてたような気がするので、これはほんとに良かったなと思います。
・産後の回復が早い
陣痛の苦しみで疲弊しない分、産後の回復は早くなります。私の場合は里帰り出産のような周りのヘルプは期待できなかったので、体の回復が早いのは本当に助かりました。
・緊急帝王切開になっても安全
経腟分娩を予定していても、母体や赤ちゃんの状態によって緊急帝王切開になる可能性はあります。そんなときも、無痛分娩だと麻酔の処置が終わっているのですぐに帝王切開に切り替えることができるんです。赤ちゃんの心拍が下がってしまった場合など、できるだけ早く処置する必要がある場合に、無痛分娩だとよりスピーディに、安全に対処できます。
・出産の痛みに怯えずに過ごせるマタニティライフ
マタニティライフはただでさえ体調や気持ちの変動でストレスがかかりやすいものです。でも、無痛分娩を選択していれば、少なくとも出産の痛みの恐怖からは無縁でいられます!妊婦さんにとってストレスは大敵なので、このメリットは大きいかと思います。
・産後の処置も痛くない
長い陣痛に耐えて、出産が終わっても、その後の処置が残っています。胎盤を出す処理と、傷の縫合です。普通分娩の人はこの後処置も痛かったと聞きますが、無痛分娩ならまったく痛くない!素敵です。
逆にデメリットは何か、思いつく限りあげていくと、
・無痛分娩を取り扱っている産院が少ない
これが一番の問題点ですね。無痛分娩を取り扱っている産院を探すと、自宅から遠くなってしまうことも。数が少ないだけに予約も取りずらくなります。特に都内の病院の場合、妊娠がわかってすぐ出産の予約を入れないと、妊娠8週くらいで病院に問い合わせても予約がいっぱいということもあるそうです。
・費用がかさむ
通常は普通分娩の料金にプラス10万前後かかることが多いようです。ただ、私が出産した永井マザーズホスピタルでは、無痛分娩と普通分娩の料金の違いはありませんでした。
・無痛分娩反対派の意見への対応が必要なことも
大したことないデメリットですが、地味に大変です。
同時期に入院していたママの話題として「友達が無痛分娩を全力で反対してくる。産むのは私なのに何で」って悩んでいる人がいたり、「義母には無痛ってだまってるの」と言っている人も。
個人的には「黙っておく」のが一番の対応だと思いました。産まれた後に出産がどうだったか話題になることはほとんどないので、(それ以上に育児に追われてます。)無痛分娩にすることはダンナ様以外には伝えなくても全然問題ないかなと思います。
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